サカグチカリン『まだ、息をするのがすこしだけつらい』
2018.7.3 - 2018.7.8
[WEST 2-A]
"昨日は仲良く笑っていた友人が、いつの間にか笑いかけてくれなくなったり、好きなひとは、どうしてかわたしのことを大事にしてくれなかったり、行きたくもない仕事のために、今日も決まった時間に起きたり、この世界はいつだってすこしだけ、生きていくのが難しいと思うのです。"
前回の個展から約1年、描きためた作品が所狭しとディスプレイされた空間がWEST 2-Aに出現!
可愛くてちょっぴりダークな世界観はそのままに、よりパワーアップして帰ってきた展示の様子をご紹介します。
例えば 報われない努力だとか.
例えば 他の誰かにも同じ言葉を囁く彼だとか.
例えば 否定される夢だとか.
例えば 実は自分のことを嫌いな友人だとか.
例えば 出かける時に降りだす雨だとか.
この世界はいつだって . 優しくはしてくれなくて
ああ. まだ息をするのがすこしだけつらい。
WEST 2-Aの入口の前に立つと、所狭しとディスプレイされた作品がたくさん目に飛び込んできます。前回の個展を終えてから約1年の間に描きためた作品が中心の展示となっており、冒頭の詩が作品全体のちょっぴりダークな世界観を表しています。
身の回りで起こったことを日記感覚で自由に絵にしていくサカグチカリンさん。
アクリルや水彩を使用して伸びやかに、ちょっぴりダークな雰囲気の作品だけでなく、ときに幻想的でロマンチックな作品も目に止まります。
描かれているのは自分自身のことだったり、友達のことだったりと様々。
音楽などから刺激を受けることもあるし、自ら設定したコンセプトでいくつも作品を制作したり、ものをデザインするように頭の中で思い描いた完成図に近づけていく場合と、何も考えず描いていく場合もあるとのこと。
お話をお伺いしていくとコンセプトはちょっぴり"ダーク"で"可愛い"作品。
こちらは漫画作品から派生したイラストレーション。夢を食べるパンダのお話はとてもシュール。
試し読みできるスペースもあるので是非お手にとってご覧ください。
スペースに展示されている作品は全て販売物。
300円(!)から販売されているドローイングもありますのでチェックしてみてくださいね!
今後も引き続き同じコンセプトの作品を描き続けながら技術向上を目指していくそう。
作品がどのように変化していくのか、楽しみになりました。
展示は7/8(Sun.)までとなります。
会期中はずっと在廊されているとのことなので、直接お話もできるかもしれませんよ♪
ご来館お待ちしております。
-出展者-
サカグチカリン
セーラー服と猫がすき。
デザインフェスタなどのイベント出展や、様々な展示に参加したりなどしています。
Website「えびとアボカドのジェノベーゼ」
http://booonyanya.hatenablog.com/
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