杉浦啓太郎 『Nameless Memory ー無名のキヲク展ー』
WEST 1-D
2018.2.14 - 2.16
独学で絵を学び、描きためた作品10数点を展示した杉浦さんによる個展。
記憶の中の風景や情景をカタチにした情緒溢れる作品をご覧いただけます。
現在國學院大学の4年生だという杉浦さん。
長年独学で描いてきた絵画作品を、卒業記念展として開催されています。
記憶の中にある風景を具現化させた作品は、杉浦さん自身の感情を通して表現され、
懐かしさや切なさ、寂しさが感じられながらかつどこか心地良い、情緒的なものと
なっています。
様々な画材を使用されるそうですが、今回は主に顔料を使用した岩彩画となっています。
日本画と水彩画の間のような独特な質感もお楽しみいただけるポイントです。
出品作品のにはそれぞれ番号がふられています。
実は作品にタイトルが無く、来て下さったお客様に名前を考えてもらう、という
参加型の企画が実施されているからなのです。
みなさんはどんなタイトルを付けますか?
紫陽花とかたつむりが一体化したかのような作品。
背景の彩色が美しい一枚です。使用される色彩も豊かなのが杉浦さんの作品の
特徴です。
杉浦さんの記憶の中にある風景にはこのようなものも。
イチジクをむさぼる白蛇。
こちらはメイン画像にもされている雨の日の水辺の風景。
美しくも物悲しい情景がうまく表現されています。
展示は明日2/16(金)まで。ご本人も在廊されております。
気になるかたはSNSなどもチェックしてみてくださいね。
DF STAFF ASUKA