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イラスト・グラフィック
まめ×万翔葉『宵街ごっこ』
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まめ×万翔葉
『宵街ごっこ』
2016.9.22 - 2016.9.25
和の世界をきらびやかに描くまめさんと、
洋の世界を耽美に描く万翔葉さんの2人展『宵街ごっこ』がEAST 201にて会期初日を迎えました。
前回の展示から数えること10ヶ月ほど。
今回2人が選んだテーマは『ホラー』です。
本展を紹介する上で外せないエピソードがこちらのメインビジュアルの制作について。
これは2人の合作なのです。
2人とも原画はアナログで制作、加えてまめさんが遠方にお住まいのため、郵送にて原画の制作を進行したそうです。
まず全体の大枠をまめさんが描き、そこに万翔さんが絵を加えまめさんへ・・・。
というやりとりを繰り返すこと4回を経て完成したのが、こちらの『宵街ごっこ』。
後に紹介する2人の作品の特徴を踏まえもう一度この作品を見てみて下さい。
きっとどの部分をどちらが描いているのか、なんとなく分かるはずです。
ここからご覧頂くのは万翔葉さんの作品。
『ナグノーマ(Nagnoma)』という上下縦に並んだ二つの階層で構築された仮想空間を世界のどこかにある(詳しくは前回の展示を参照)、打ち捨てられた遊園地での風景を描いています。
描かれているのは退廃的な世界のようでいて、まだここが賑わっていた在りしの幻影をぼんやりと見ているような、なんとも言えない感覚が湧きます。
本展の前に開催された個展のメインとして出品されたのがコチラの作品。
華やかな世界の向こう側には、その先になにがあるのか分からない真っ黒な暗闇が潜んでいます。
つづいてまめさんの作品。
『ホラー』を和的に解釈すると怪<あやかし>、妖怪や怪異のようなものが想像できます。
しかしそういった古来からの伝承を準えるのではなく、ゼロから独自の世界観を作り出したのが本展の作品です。
仄暗い部屋にすくっと佇む少女。
その後に広がるのは「向こうの世界」への入り口であるということが、襖に描かれる風景から暗示されています。
両脇に灯るロウソクの火の表現も見事。
こちらの作品は団扇に描いた4作からなるもの。
各作品は「女郎蜘蛛」、「化猫」、「狐の嫁入り」、「金魚の幽霊」が少女の姿をして描かれています。
団扇は水彩紙を竹枠に糊張りするところから手作り。
その上に絵を描き、さらに自宅から持参したという衝立に展示されるという大作です。
実物は是非会場で見て下さい。
画集をはじめ、既存のポストカード、今回の展示のために制作した作品集『宵街ごっこ』などの販売物も会場にて販売しています。
会期は今週の日曜、9/25まで。
2人で作り上げた宵街の世界へ、どうぞお越しください。
万翔葉
https://twitter.com/bansyo_?lang=ja
https://creatorsbank.com/bansyo_/
まめ
https://twitter.com/yumeneko1206?lang=ja
【展示スペース:EAST 201】
DFstaff
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