アートディレクターの越智さんと、人形作家のナナオさんの展示です。
お二人は一昨年も一緒に展示をしていました。(その時のブログはこちら。)
お二人とも人形、オブジェ等の立体物が中心の展示となっていて、一点一点小さいものが多いのですが、作品展数が多く、それぞれの作品に力があるので、大変見応えがあります。
さらに、テーマが「逢魔が時」
1-Gに一歩足を踏み入れれば、異空間が広がっています。
まずは、越智紫さんの作品を紹介します。
こちらはピッグスキンを使った人形。
とてもお洒落で細部にもこだわって作られているので、じっくりと見つめてしまいます。それぞれの人形にストーリーがあるので、併せてお楽しみ下さい。
白を基調とした立体造形物もあります。
光の当たり方や角度によって見え方がすごく変わってくるので、色んな方向から、滲み出る作品の深みを味わえます。
「どう作品を見せるのか」にもこだわっていて、教室に通い、作品に合う様に額や人形の箱等も手作りしています。
越智さんのwebはこちら。
越智さんが洋風だとすると、ナナオさんは和風。
しかし、作品の持つ何かがとても共通しているように思うんです。二人ともこれだけ他に類を見ない作品を作っているにも関わらず相性がよく、一つのスペースに並べても喧嘩するどころか、相乗効果さえ感じます。
ナナオさんも越智さんと同じく、アトリエ・モン・トランで額装を受講しました。
人形それ自体だけではなく、額や箱も込みで楽しんで頂ければと思います。
上から、正面から、下から、或いは横から。
見る場所によって、まったく表情が変わるので、何枚も写真を撮ってしまいました。素敵な衣装やアクセサリーにも溜息が出ます。
こちらの人形も然り、様々な角度から見て楽しめます。どの角度からも違った美しさが漂っているんですよ。
くどいようですが、人形だけではなく箱、並びに箱の加工にもナナオさんのこだわりが詰まっています。
お二人の作品を見ているといつも、継続していくことの大切さ、揺るがない土台というものを感じます。ひらすら作品を作るのみならず、どう見せるかというところまで手を加えて行く段階へ・・・。
10/16(水)までになります。
DF STAFF KOZUE