i-Tomonagaさん、Azuma Kuonさん
お二人にとって初めてのイラスト展示会
今回のテーマは「 に。」
会場は WEST : 1-A
スペースに入ってすぐ、目につくことでしょう。
アンティーク調のハサミのシルエット、
部屋の白壁を縦断する点線。
ハサミの向かう先に、身体と視線を移動させ、
順に作品を拝見します。
「 〜に。」
Azuma Kuonさんの作品。
水彩画で輪郭を与えて、点描で対象の存在を確かにする。
写真だと確認しずらいかもしれませんが、
人物/背景等のアウトラインは全て隣り合う色との差異によって描かれています。
透明なフィルムを重ねて表現したかのようで、
身軽であり、染み渡る。
アートボックスに収められた…のか?
自ら望んで入り込み、住み良い我が家に改築してしまった気もする。
アクリル板越しに私たちが見ていることを意識してか、
ピースなんぞして。
可愛らしい幽霊の部屋。
「 荷 」
i-Tomonagaさんの作品。
取扱注意/ワレモノ注意の荷札を全身に貼られ、
固定バンドで身動きを封じられ、
最後に伝票で〆る。
(伝票は全て記入済なのも芸が細かい)
表情/性器は札で隠されて、
人間の刺激的な特徴はなりを潜める。
拘束し、形を固定することで、
彼女は「荷」となる。
「 20120721 」
同じくi-Tomonagaさんの作品。
彼女を囲む色鮮やな花弁の中央は少し毒々しく。
瞬時に色を変化させるシャボン玉の不安定さ。
伏し目がちな表情、沈んだ赤いリボン。
2012年07月21日
彼女と彼女はどう一日を過ごしたのだろう。
暗中模索、想像をふくらませる。
2月28日(木) までの公開となります。
(ぱんだ)











