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東京家政写真部 『夏写真展』


定期的にDFGにて写真展を開催してくださいます。
東京家政写真部の展示をご紹介します。



テーマは『夏写真展』
9月に足を踏み入れて、徐々に夏の陰りを感じる今日この頃。
夏の頭から足先に至るまでを写真におさめてお披露目。


くらげの写真が多く目につきました。
部員同士で水族館にでかけたのかな。
水槽内部をてらす強い光、照明がくらげを突き抜けて、
彼の内部が色を帯びる。


夏の風景写真も勿論、展示されていました。
夏の自然は色鮮やかで、見てると気分がすーっと上向きになる。

また、緑は「夏の色」なんて個人的には思っています。
青々と茂る草のイメージ。
また、強い日差しが差し込むイメージもあって、
「光」の存在にも意識が傾く。 


1つの部屋におさまった写真群を見かけたとき。
自分の知らない夏の過ごし方の存在と、実際に体験した人の存在を意識する。
自分がだらだらと自室から出ずに過ごした時間、
誰かは外に出て、出会い、経験をしている。


写真は過去のものであって。
写真を見る、ということは時を遡るということ。

私が先日読んだ本で、とある作家は "時を遡る" という言葉を
時が逆流する と言い換えていました。

小さなフレームの中にこじんまりとおさまってはいるけども、
その1つ1つは激情なのです。
淡い色彩の中にも人を飲み込むようなうねるがあるのだと。
夏の終わりに思いました。


(ぱんだ)