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2012年9月7日(金)~9月9日(日) 『東洋大学 川越写真部』 WEST 2-A


大きなあくび。 黒い猫。
何気ないシチュエーションにだって意味がある。

それを、一枚の紙に落とし込む行為。
貴方の目にはどう映るでしょうか?



東洋大学写真部による展示です。

まず目を引くのが展示方法。縦横無尽に張り巡らされた糸。
奥行きが感じられ、写真一枚一枚が喧嘩せずに主張できるようになっています。

この展示方法は、暗室に吊るされた写真をイメージしたそうです。

あえて、作品に説明はつけません。
コンセプトは「主観として捉えたものを、他者がどう捉えるか」

物言わずとも、何かメッセージがある。
伝わるものが抽象的でも良い。
ただ、この紙に収められた「一瞬」は確実に存在して、そこには撮影者の意識があった。

捉え方は無数にあるでしょう。
撮影者の方に、直接「私はこう思いました。」と話しかけてみては如何ですか?


画像が小さくて見え辛いですが、宙に浮いたように見える蜘蛛。
向こうに見える淡色の空にかぶさり、詩的な印象に。

 変に理解しようとせずに、感じてほしいと思います。



厳選された写真の数々。先入観を捨て、透明な心で覗いてみて下さい。
きっと何かがみつかります。

『東洋大学 川越写真部』、9日(日)までの展示となっております。

けんや