電気通信大学美術部が主催する合同展示会
『翠霄展』
2016.7.2 - 2016.7.3
EAST : 303 SPACE
電気通信大学、白百合女子大学、上智大学、実践女子大学
計四大学が参加しています。
最初にご紹介した写真からもおわかりの通り、
本展示会のテーマは『あめ』
湿気が多く、加湿器が手放せないこの季節にぴったり。
しかし「雨」とは書いてはいない。
だからテーマの解釈、その幅は広い。
「雨魚」
電気通信大学 藤塚 聡
余すところなく食されたか、
朽ちてスリムなボディを手に入れたのか、
彼を構成する素材は「紙」
平面作品が多く並ぶ中でも浮いている...物理的にも。
(正確には吊るされている)
それは干物のようでもあるし、UMAかもしれない。
「くにゃり」
上智大学 安部 詩織
一目見て、ふふってなりました。
赤子の手をひねるみたいに、
軽々と女の子から傘を奪うたこ。
彼女の視点をあげるため。
もう雨はやんでいて、
虹がかかっているよって知らせたくて。
大変、紳士なたこさんである。
「檎」
電気通信大学 瀬山 祐輔
今作品の他にも、りんご飴をモチーフにした作品をお見かけしました。
瀬山さんが描いた女性は、
唇と舌が飴を同じ色ですね。
飴は着色されていると思うから、
彼女は飴に染められたのかもしれないし、
デフォルトでそれなのかもしれないし、
化粧の後なのかもしれない。
複数の選択肢が流し目とセットでちらつく、
そんな全てがセクシー。
「あめ」がテーマであることから、
「雨」と「飴」のモチーフが多く見受けられました。
また、海の生き物、雨の日によく見かける動物、紫陽花。
会場を一周する頃には、
しっとりとした気持ちになった気がした、嘘じゃない。
電気通信大学美術部が主催する合同展示会
『翠霄展』
2016.7.2 - 2016.7.3
EAST : 303 SPACE