【多摩美術大学「よあさる」展】「『家景IEKAGE』 1992-2017」 辻優史 宮内良太 [EAST 102]



『よあさる』
多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科卒業制作展
2017.1.24 - 2017.1.29

WEST/EASTほぼ全館規模で開催中の
多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科卒業制作展『よあさる』。
<上演><上映><展示>とそれぞれ会場が分かれており、
デザインフェスタギャラリーでは<展示>部門の作品を見ることができます!

こちらのブログでは EAST 102 辻優史さん宮内良太さんの展示「『家景IEKAGE』 1992-2017」をご紹介します。

展示スペースのEAST102は、通りに面したガラス扉からの光で、普段は柔和な印象のスペースですが、今回の展示「『家景IEKAGE』 1992-2017」では、ガラス扉は遮光され照明の光量も抑えられ、いつもとはまたちがった魅力的な空間になっていました。



スペース壁面には大小の写真作品が整然と展示されています。
中央奥では、大きなスクリーンに、作者の家族のスナップ写真と思われる画像が次々と投射されています。
そして、スペース内では出展者と思われる録音されたふたりの男性の対話が流れています。

来場者は、ふたりの対話に耳を傾けたり、傾けなかったりしながら、
展示される(投射される)作品と向き合います。


展示されている作品は、作者が以前住んでいた空き家を度々訪れ撮影した写真です。

どれも夜撮影されたもので、暗闇のなかから撮影の瞬間に浮かび上がった建物の外観や内部です。
空き家のガランとした内部や、生活感の剥がれ落ちはじめているかのような外観。
鮮明に映し出された何かを失い、何かの残るその光景を眺め、何を感じ、何を想像するでしょうか。
あるいは、作品の現場に立っていた作者自身に何を想像するでしょうか。
会場にある作者のテキストからも、あなたの感覚や想像が一層掻き立てられるかもしれません。


ぜひ会場でご覧ください。


<SPACE EAST 102>

shimada